アフリカのコロナ対策に貢献する日本の支援
                       

 アフリカのコロナ感染拡大防止に日本の支援が非常に役立っている。野口英世博士を記念して1979年に作られた、ガーナ(西アフリカ)の野口記念医学研究所では、同国のPCR検査の8割を担い、アフリカでは南ア、モロッコに次ぐ3位の検査数。同研究所は西アフリカ11か国の人材育成にも貢献している。東京医科歯科大で博士号を取得したアンポフォ氏がウイルス部長を務める。

 コンゴ民主共和国(中央アフリカ)に日本が創設したばかりの国立生物医学研究所では、昨年のTICADで野口英世賞を取ったムエンベ=タムフム博士が所長を務める。

 アフリカ東部、インド洋に浮かぶマダガスカルでは、JICAの現地スタッフだった人が、今、水衛生大臣となり、手洗いの必要性を強調。またJICAが現地の歌手を起用して作成した「手洗いソング」をTVで頻繁に流している。
Youtube JICA Madagascarチャンネル「SASAO NY TANANAO」

 また、北海道大学がザンビアから、長崎大学がケニアからの留学生を受け入れているほか、ガボンやナイジェリアとも感染症対策の研究協力を進めている。

 アフリカの感染者数は、南ア約8万4000人、エジプト約5万人、ナイジェリア約1万8000人となっているが、死者は、南ア1737人、エジプト1938人、ナイジェリア475人と少ない。元来、エイズ、エボラ出血熱、マラリアなどの流行により、感染症対策が進められてきたことや、平均年齢が若いため、感染しても重症化するケースが少ないためと言われている。

 感染症研究に生涯を捧げた野口英世は、梅毒の研究などでノーベル賞に推薦されることもあったが、1928年にガーナのアクラで、研究対象の黄熱病にかかって51歳で亡くなった。
 2006年に小泉首相が、アフリカでの感染症対策のための研究や医療活動で顕著な功績のあった人に対して、「野口英世アフリカ賞」の創設を提案し、実現した。以来、2008年からTICAD開催の際に授賞式が行われている。

 

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