エジプトで日本式教育のモデル校
                       

 日直、手洗い、教室の掃除—こうした日本式の小学校教育をエジプト大統領が高く評価し、モデル校200校の建設を目標に、現在約50校が開いている。ギザ県の小学校を昨年暮、視察。「手洗いのしかた」のポスターが廊下に貼り出され、石鹸で一生懸命手を洗っているかわいい姿に接した。

 日本の文科省も協力し、同校の女性校長が福井教育大学で「トッカツ」(特別活動)」を習得した。
日本式教育で高い評価を受けているのは、「全人的教育モデル」といわれる「トッカツ」が中心。

日本の学校同様、ネットに石鹸を入れ、蛇口に吊るした「手洗い場」で、食事時間の前にいっせいに手洗いをするほか、「教室を自分たちで掃除する」「廊下にゴミ箱を置き、一日一つゴミ拾い運動」など、清潔を保つのが「日本式」の一つの特徴。

 また、日直や当番制で、すべての子どもたちに「仕事」や「役割」を割り振る。私が視察した当日、日直にあたっていた男子2人が代表して、私のところにきて挨拶してくれた。
そのほか、「校庭での整列」や「時間厳守」、「廊下を走らない」など私たちが小学校1年生で教え込まれていることが高く評価されているのだ。

 文科省が専門家を派遣したり、日本にエジプトの先生を受け入れ、研修している。福井教育大が特に熱心に受け入れている。また、日本側が、モデル校の設置や運営に財政支援をしている。元文科省職員が現地で指導に当たることもある。

日本式学校は、無料の公立校と違って、授業料がかかる(私立よりは安い)にもかかわらず人気が高く、カイロの日本大使館にも、しばしば入校の問い合わせが相次いでいるという。

«  | ブログトップ |  »

                                             

上へ戻る