ブエノスアイレス日亜学院(幼小中高)を視察
                       

 アルゼンチンを4月末訪問し、首都ブエノスアイレスで幼稚園、小中高校がある私立の日亜学院を視察した。

公用語であるスペイン語と日本語、英語で授業を行うトリリンガル校。幼稚園187人、小学校340人、中高135人。中高生の7割は非日系人だが、柔道部があるほか、JICAのシニアボランティアが剣道を教えている。幼稚園児が「こいのぼり」や「どんぐりころころ」を日本語で歌うのがかわいかった。

 日系移民の子供たちのための日本語教習所として1927年に発足し、戦時中は閉鎖に追い込まれましたが、戦後、復活。1983年にブエノスアイレス市の認可校となり、近年、掃除や給食当番など日本式の教育への評価も高く、非日系人が増えてきた。

 書き順を習っていた小学校1年生(28人)の授業を中断してもらい、「給食の好きなメニューは?」と質問すると、「カレー」や「スパゲティ」の答えが返ってきた。

授業の日課は結構きつい。小学生は、朝礼のあと、朝8時開始の1時間目から12時15分終了の5限目までスペイン語で授業を受け、午後は4時間目まで。月・水・金は日本語で、火・木は英語で授業を受ける。 中高校は、7時50分から1時間35分まで8時限、スペイン語で、午後は4時50分まで3時限、日本語で授業。

 トリリンガルコースのほか、幼小中の土曜・日本語コースに184人、また、成人日本語コースには600人(9割が非日系人)が学び、日本語能力試験に挑戦するほか、2年に1度は日本へのツアーを実施している。 JICAも日本語教育などのボランティアを派遣するほか、同校から日本語教師の研修を受け入れている。

 国際交流基金の「訪日教育研修プログラム」で2017年、20人の生徒が、東京と広島に10日間ホームステイした。「子供たちに、とても自信がついた。一回切りでなく、毎年行ってほしい」と三井デリア学院長から強い要望を受けた。

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