ロシアで若い女性が「鯛焼き」屋経営
                       

ロシアのサンクトペテルブルクで現地の20代の女性が経営する「鯛焼き」屋さんを訪ねた。鯛焼きは日本から輸入した小豆で作った粒あん、こしあん、ロシアらしいサーモン入りなども。おにぎりもあり、海苔を後付けするコンビニ式や、普通のタイプがある。店は日本ファンの若い女子で賑わっていた。

鯛焼きもおにぎりも同じ値段で、1個140ルーブル。3個で390ルーブル。(おにぎり、鯛焼きの組み合わせ可、1ルーブル1.7円の場合、1個約240円)おにぎりの具はサーモン照り焼き、サーモンとクリームチーズ、ツナマヨ、チュカ(海藻)とクルミソース、カニ、塩昆布などの種類がある。コンビニ式は乾燥したのりを自分で巻く方式で、ラップでくるんである。日本のものをまねたものだ。鯛焼きの袋は、猫好きのベレゼニエツさん自身がデザインした。

鯛焼き屋「タイヤキ・カフェ」を経営するアナスタシア・ベレゼニエツさん(29歳)はニューヨークで鯛焼きに出会い、「おいしい!」と感動し、開店。それを知った日本のテレビ局に招かれ、富山市の名門店で修業したり、鯛焼き発祥の地と言われる麻布十番(東京都港区)の浪花家で「超本物」を味わったりした。

また、埼玉県川口市の鋳物屋さんが鯛焼きの機械を特別に作ってくれたのを店内に大切に飾っている。ロシアの飲食店はガスを使えない規則(電気を使っている)なので、この機械を利用できないのだ。

彼女は日本センターで学んだこともある。日本センターは、日本政府が出資し、日本語や日本流のビジネスを教えるなどの技術支援を行っている。ソ連が解体し、ロシアが混乱の中で資本主義の道を歩み始めたころ、G7諸国が「資本主義とは何か」教えることになったのだ。店内には「日本を知ってもらおう」と、夏にちなむ言葉が漢字、ローマ字、ロシア語で書いた表が貼ってあった。祭り、花火、蝉など。

私は秋の言葉をいくつか、彼女のノートに書いてみた。紅葉、落ち葉、稲刈り、運動会(最近は秋に限らないけど)。

店に集まる女の子はアニメなどを通じて日本ファンになったという子が多いようだ。天ぷらうどんをメニューに加えたところ、最近では男性客も来るようになったという。

サンクトペテルブルク市のマラタ通りとブリンコ通りの2店を運営しており、近く3店目を出店する。今後、モスクワにも進出したいという。

来年3月下旬、彼女は30歳の誕生日を東京で迎えることを計画している。隅田川の桜を見せてあげたいと思う。店内には浅草の木馬館の写真や、日本手ぬぐいなどが飾ってあった。私はそれまでにお祭りの手ぬぐいなどを準備しようと思う。

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