ロシア国会議員団とごみ処理問題について会談

ロシアの訪日国会議員団5人が4月中旬、衆議院環境委員長室に私を表敬訪問した。「ごみ処理問題」をテーマに1時間あまり会談した。

ロシアではほとんどのゴミを焼却もせずに土に埋めているという状況だ。訪問団は日本の進んだ制度や、ごみ処理に関する法律について知りたがった。

2016年の日露首脳会談で日本とロシアが合意した8項目の協力プランの一環として、環境省はこれまでモスクワ市・モスクワ州に対し、昭和40年代以降の「夢の島ごみ戦争」など、ゴミ問題を苦労して乗り越えた東京の清掃事業の歴史や仕組みなどに関し、情報を提供してきた。

さらに、東京23区清掃組合とモスクワ市が、2015年から「廃棄物処理に関する協力」をスタート。昨年11月にはヴォロビヨフ・モスクワ州知事が私の地元・墨田区の清掃工場を視察した。この清掃工場では発生した余熱を隣接する「すみだスポーツ健康センター」に供給している。私はこれらについて説明した。

加えて、「土地が狭い日本では、ごみの焼却、さらにリサイクルして焼却分を減らすことが必要です。日本では1995年以降、ビンやペットボトル、トレーなどの容器包装、エアコンや冷蔵庫、テレビ、洗濯機などの家電、木材やコンクリート、アスファルトなどの建築資材、自動車、携帯電話やゲーム機など小型電子機器をリサイクルする法律を次々に制定してきました。現在ではペットボトルの85%、紙類の64%がリサイクルされています」と話した。

私の地元では、町会の子ども会や女性部などが新聞紙などの資源ごみの回収を担っていることを紹介するため、「各地のボランタリーなグループが新聞紙などを地区ごとに集めて再生に役立てている」と話した。

また、使用済み携帯電話やパソコンなどから貴金属を取り出し、2020年東京オリンピック・パラリンピックで使用するメダルに活用しようという「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」を推進していることを説明した。

ロシア側は「最近はロシアでもモスクワほか、大都市でゴミをどこに埋めるかのゴミ戦争が始まっており、焼却が必要になっている」と話し、

「日本では焼却せずにごみを埋めているところはないのか」、
「ごみを集めて焼却場へ持っていく運送費は住民が負担するのか」。
「ごみの焼却は国がやるのか、地方自治体がやるのか」
「ごみを捨てずに回収にまわすのは国民の意識が高いからなのか、法律で罰則があるのか」
など、日本の数十年前のレベルの質問が相次ぎ、私も当惑した。

「日本の廃棄物処分の法律について知り、我が国の立法化に役立てたいと、ロシア側から要望を受け、衆議院国際部から在京ロシア大使館に各法律の中身について届けることにした。

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