全国戦没者追悼式 戦争の記憶・記録を引き継ぎたい
                       

 終戦から75年。15日、全国戦没者追悼式に出席した。コロナ対策で例年の1割に規模を縮小し、広い日本武道館にわずか約500人。初めて2階の指定席で、隣とは2席空けてあった。
 非戦闘員を含め約310万人が命を奪われ、軍民合わせて600万人余が外地に取り残される、むごい戦争だった。もちろん、日本軍も他国の多くの人を死なせた。
 8月15日、昭和天皇がラジオ放送で終戦(ポツダム宣言受諾)を伝えたが、その後も悲劇は続いた。

 ソ連は、終戦以降、日本領だった(一般国民も暮らしていた)南樺太や千島列島に上陸、軍隊を進め、殺りくを続けた。さらに軍人を中心に約60万人をシベリアやモンゴル、中央アジアに連行、抑留し、そのうち6万人がその地で亡くなった。

 南方などの戦地でも、ジャングルに取り残された兵たちの多くが終戦の後、戦病死や餓死した。大陸からの引き揚げ途中に亡くなる人もいたし、中国では残留婦人や残留孤児の悲劇も生んだ。

 読売新聞で今日まで15回続いた連載「戦後75年 終わらぬ夏」が格別よかったが、NHKの数々の特集番組を初め、今年8月の戦争に関する各社の報道は、非常に充実していたと思う。

 90代の体験者たちが、「家族にもずっと黙ってきたが、今、言い残さなければ」とインタビューに答える様が胸をついた。

 戦災孤児や原爆孤児として、飢えとともに同じ日本人からの差別に傷ついた人たちも、ほとんどが80歳を過ぎている。

 この夏はできる限り、すべてのテレビ番組を見、新聞記事を読んでいる。

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