北斎美術館調印式に出席
                       

 すみだ北斎美術館で15日開かれた、同館とポーランド・クラクフにある日本美術技術博物館(通称「マンガ館」)の友好協力協定調印式に出席した。同館は膨大な浮世絵を所蔵し、マンガとは北斎漫画のこと。私がポーランドと縁ができた5年前から両館の橋渡しをしてきた。
調印式では、すみだ北斎美術館の橋本光明館長とマンガ館のマイ館長が調印し、パヴェウ・ミレフスキ駐日ポーランド大使、山本亨墨田区長、田中邦友議長らも出席した。

 私が経産副大臣としてポーランドに出張した際、東西冷戦終結後、日本の官民資金により磯崎新氏設計で1994年に設立されたマンガ館の存在を知った。

北斎美術館が開館したのは3年前(2016年)の11月22日だが、開館と同時に山中誠・元ポーランド大使(私が訪問した時の大使)と一緒に、外務省や文化庁にも協力してもらって提携を後押ししてきた。

昨年7月にはマンガ館を訪問し、女性のマイ館長に案内してもらい、意気投合した。
上皇上皇后両陛下も、同館を天皇皇后時代にご訪問されたことがあり、館にはお二人の署名が飾られていた。

 今年は日本とポーランドが外交関係を樹立して100年になり、また、北斎美術館にとって今月は3周年の節目。同時に、マンガ館にとっては、今月末に創立25周年を迎える記念の年でもある。
この11月に両政府の「日本・ポーランド国交樹立100周年事業」の一環として提携を実現することができて本当によかった。

私は来賓挨拶で、「ポーランドは第一次世界大戦が終わった1918年、ロシア、ドイツ、オーストリア=ハンガリー帝国の占領下から独立しました。翌年、日本はすぐに独立を承認、今年で100年になります。
今月、ドイツ・ベルリンの壁崩壊から30年になったと話題になっていますが、当時、東ヨーロッパでいち早く、「連帯」のワレサらが主導して民主化を実現したのがポーランドでした。
日本のODAは基本的にヨーロッパを対象としていませんが、混乱の中にあったポーランドのため、世界的に著名な映画監督、アンジェイ・ワイダ監督の提案で同館が設立されるときに支援をしました」と説明した。19世紀後半、フランスなどヨーロッパで「ジャポニズム」と呼ばれる日本ブームが起きた時、ポーランドの貴族が集めた浮世絵などが傷み、散逸していたのを、公開するため、日本が補修にも協力した。

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