今週末、宮崎県議選の新人女性候補、脇谷のりこさん(宮崎市)と内田理佐さん(延岡市)の応援に出かける。
30数年前、私が朝日新聞宮崎支局の記者だった時、県議会の本会議場で、議員は男性ばかり、知事も幹部議員も全部男性で、女性は記者席の私ただ一人。大きなショックを受けた。
現在、野党の女性議員が2人いるが、自民党公認の女性が初めて挑戦するのを知り、手弁当で駆けつけることにした。
街頭演説したり、宣伝カーに同乗したりする。


宮崎市の脇谷のりこさんhttp://wakitani-noriko.com、延岡市の内田理佐さんhttps://uchidalisa.jp/index.html、2人はともに市議会出身。決起大会に送った激励メッセージには「今回、自民党から女性が勇気を持って立候補してくれることが、とても嬉しいです」「絶対に勝って下さい」「宮崎の女性の夜明けを信じています」と書いた。
3月29日から全国の41道府県で始まる県議会選の自民党公認・推薦候補のうち女性は60人。党の候補者全体(1400人)わずか4.3%に過ぎない。
女性候補のうち、新人は22人いる。彼女たちが立候補にこぎつけるまでには、大変な苦労があっただろう。特に、「地方」と言われるところでは、陰に陽に周囲の圧力があったことは想像に難くない。
また、女性県議ゼロの県もまだ多くある。女性国会議員がいるのに、県議はゼロというところもある。
3月8日の国連女性デーを前に発表された女性国会議員比率(IPU=列国議会同盟調べ)では、日本は165位と低く、私も外国との友好議員連盟では、先方はずっと女性が多いので恥ずかしい思いをすることがしばしばだ。ちなみに自民党の女性議員は衆議院が7%、参議院が15%。
女性議員の比率が高い国には、概ね党名を書く純粋比例制度の国が多い。この制度ならば、国の方針や党の考えによって、女性を数多く比例名簿に登載し、高い順位をつければ、女性議員の数が増える。また、女性やマイノリティの比率を決めている途上国もある。
しかし、私はそういうやり方で人為的に女性を増やそうという考えは持たない。
政治家とは、意欲のある人が立候補し、選挙で評価をしてもらってこそ、ふさわしいと考えるからだ。だからこそ「自民党の候補」というスタートラインに立った女性たちの全員に、ぜひとも勝って、しっかりと有権者の声を吸い上げる道府県議会議員になってほしいと思う。

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