明治神宮は今年11月、創建百年を迎える。その神宮内に昨年建てられた「明治神宮ミュージアム」(隈研吾氏の設計)で現代アート展が開催中だ。また、境内の鬱蒼と茂る木々の中に、現代アートの彫刻4体が設置されている。前代未聞のこと。2020東京オリンピック・パラリンピックに合わせた「日本博」の一環ゆえの展示だ。
現代アート展「紫幹翠葉(しかんすいよう)」では40人の現代アーティストが、明治神宮や鎮守の杜の風物にインスピレーションを得て制作した作品が並ぶ。
たとえば、「木々を背景にし、真正面からこちらを見つめるタヌキ」。明治神宮の自然にはタヌキも生息し、職員さんたちは4頭までは見分けがつくという。
「マンガチックな様々な色のカエルが44匹、縦横整然と並んでいるが、真中だけ(尊重するための)空間がある」絵など。また、ガラス張りの建物の中から見える木々を借景として取り込んだ絵も。30人の作家が描いた扇も壁いっぱいに並ぶ。
野外彫刻は名和晃平氏の白い鹿や三沢厚彦氏の白い虎など。ちなみに明治神宮の境内には銅像さえもなく、「えっ。こんなところにオブジェが!」と驚く。ミュージアムの目の前にある白い鹿以外は気づきにくいのが残念だ。
「禁足地」ながら、入り込んで虎に子どもを乗せて写真を撮るお父さんがいたり、私が出会った散歩中の近所の女性は「雨上がりは虎さんに落ち葉がたくさん付いていて可哀想だから、入っちゃいけないけど入って取ってあげるの」と話していた。
境内には、東日本大震災以降の地震、豪雨の被災地の花農家による「サンクスフラワー・プロジェクト」のコーナーもあり、8月は福島県の竹が展示されている。
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