邦楽界を存続の危機から救う
                       

 琴、三味線、太鼓、尺八などを使う邦楽を存続の危機から救うため、文化庁は演奏家の卵、邦楽器製造の両方を来年度から支援する方針を決定しました。高校、大学のクラブ30校(3年間で90校)に対し①演奏家を指導者として派遣②邦楽器を国が買い上げ(各校上限20台予定)無償貸与③他校との共同発表会などを支援します。
 令和3年度予算案に3億400万円計上しています。

 文化庁によると、三味線の演奏家は、1987年の2万5652人から昨年は1万2646人へとほぼ半減。それに伴い、楽器商も330店(2002年)から200店(2019年)に減り、楽器製作技術の継承や、製作に必要な原材料や用具の確保が課題となっています。さらにコロナ禍で発表の機会が大幅に減り、決定的な打撃を受けている状況です。

 一方、大学には200以上、高校には100以上の邦楽クラブがあり、また、高校総合文化祭の日本音楽部門には毎年約60校が参加しています。国は、定期的に演奏会を開催したり、高校総合文化祭の都道府県選抜大会出場など、優れた実績があるクラブを年間30団体(大学20団体、高校10団体)、大学は4年間、高校は3年間にわたって支援することで、邦楽の継承と発展を支えます。

 支援が実り、将来、たくさんのプロ演奏家が生まれてくれることを期待しています。

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