墨田区と協力進めるiUの学生たちと出会う

墨田区文花の情報経営イノベーション専門職大学(iU)を、党広報宣伝活動中に佐藤篤区議とともに訪問しました。(7日)

 文部科学省の「専門職大学」制度スタートに合わせて昨年4月に開学したばかりのフレッシュな大学です。千葉大学の進出を知って、墨田区の大学ゾーン設置と「大学と区の連携」にかける意気込みを評価して墨田区を選んだそうです。

 一期生(2年生)の「墨田区の課題解決を図る」プロジェクトチームが、明るい食堂で協議している(もちろん食事なしで)ところに出会いました。区内の高齢者にスマホの活用方法を教えたり、小学生のプログラミング教育を手伝ったりしてくれるそうです。荒川区在住の女子学生もいて、話が盛り上がりました。

 旧曳舟中学校跡地を活用しているので、校庭を芝生の庭にし、のびのびとした雰囲気の大学です。1年生は授業中でした。

 文科省によると専門職大学は、「授業の3分の1以上は実習・実技」、「4年間のうち通算600時間以上は学内の企業などで実習」が特徴で、カリキュラムは産業界や地域社会と連携して編成することとしています。

同省は、専門職大学の分野として情報分野のほか、農業、医療・保健(6年制の教育分野は除く)、ク-ルジャパン(マンガ・アニメ・ゲーム・ファッション・食など)を想定しています。

東京東信用金庫の澁谷会長と中小・小規模事業の資金繰りについて意見交 換

 墨田区に本部を置く、東京東信用金庫(ひがしん)の澁谷 哲一会長と、コロナ禍のもとでの中小企業・小規模事業金融について意見交換しました。

 この3月は、2つの理由で信金は大忙しだったそうです。
 ひとつは、昨年5月から始まったコロナ特別融資の借り換えが相次いだこと。政府は昨春、中小企業・小規模事業の資金繰りの対策として、民間金融機関と信用保証協会が組んで、「最大6000万円を最初の3年間は無利子で融資、貸出期間10年。最長5年据置」(国が保証料と金利を補てん)という非常に好条件の融資制度を設け、3月でこの制度は終わりました。
 「ひがしん」は約2万件、計3320億円を融資。「据置期間を5年とか3年とか、できるだけ長く取った方がよい」と勧めた(岸田康宏営業本部長)そうですが、借り主の判断で(「1年で景況は良くなるだろう」とか「将来の返済負担が過度に重くなるのはよくない」など)、据置期間を1年としたケースもあり、いざ返済時期を控えて、同じ好条件での借り換えの申し込みが約2700件もあったということです。

 もうひとつは、中小企業庁が3月に募集を始めた「一時支援金」(緊急事態宣言により時短した飲食店と取引があったり、外出自粛の影響で、売上がコロナ前より半減した法人は最大60万円、個人は最大30万円を給付)の申請に当たり、金融機関や税理士、行政書士が「登録確認機関」として、実際に事業を実施していることを確認することになっており、依頼が相次いだためです。
 この制度は昨年の持続化給付金がスピード重視で申請が簡単だったことから、学生や主婦が詐欺師に勧誘されて不正受給する詐欺事件が相次いだため、導入したものです。
 ひがしんの各支店が登録確認機関として申請要領に載っているため、「取引先でない会社からも電話がかかってきますが、(責任を持てないので」お断りしています」と岸田本部長。

 私からは2つの質問をしました。
 ひとつめは、「約束手形を2026年に廃止しようと、中小企業庁や金融庁が進めていますが、うまく進むでしょうか。私は経産副大臣時代に、経過措置として『手形の期限を60日以内にする』という下請法の通達を出しました。ぜひ、手形の廃止を実現してほしいです」という問い。
 これに対し、澁谷会長は「今の状況では、着実に手形取引はなくなっていくでしょう。当初はとても無理だと思いましたが」と答えられ、私も安心しました。

 また、「当選以来20年余り、私の中小企業政策の柱は経営者の個人保証をなくすことでした。金融庁によると、民間金融機関全体で、新規融資の26%を個人保証なしにしていますが、ひがしんさんはいかがですか」との問いには、
 「住宅ローンやビルを買うといった場合は別として、事業のための融資に当たっては、当方から『社長の土地を担保に取るのはやめましょう』と提案しています。例外的に無理なところはありますが」とのことで、うれしくなりました。

 最後に、私から、麻生金融担当大臣と梶山経済産業大臣の連名でもお願いしている、雇用調整助成金や中小企業庁の事業再構築補助金などが出る前のつなぎ融資について、「ぜひよろしくお願いします」と要請しました。

墨田区に千葉大キャンパス、縁結び役としてうれしい

 墨田区文花の旧中小企業センターの建物を活用して、4月1日、国立大学法人千葉大学の墨田サテライトキャンパスが開設されました。縁結び役として大変うれしい。墨田区は東京23区で唯一、大学がなく、区にとって大学誘致は長年の悲願でした。
 私が6年前、「千葉大学が都内にサテライトキャンパスを持ちたがっている」という情報を得て、千葉大学の徳久剛史学長を山本亨墨田区長に引き合わせたのが協議の出発点となりました。

 サテライトキャンパスは千葉大学工学部のデザイン学科や建築コースの3年生、4年生、大学院を中心に看護学部なども合わせて、将来的には500人程度が通うと見込まれています。現在はコロナのため通学できない状況です。

 同大学は1921年(大正10年)、「東京高等工藝学校」としてスタートし、デザイン学科は特に人気が高いそうです。創立100周年を迎える今年、デザイン教育・研究を単なる工学系から文理横断として発展させるため、「ものづくりのまち」墨田区の中小企業センターを改修し、「建物全体が実証実験空間となり、生活のすべてをシミュレートできる最先端のキャンパスとして活用したい」と3月まで学長だった徳久さんは語っています。

 一方、墨田区も「区と大学の連携」を重視し、街づくりや、中小・小規模事業との連携、さらに医学部や看護学部にコロナ対策や予防医学の面で協力を期待しています。
すでに区内のワクチン接種の集団接種会場の「サイン」(デザインで示す案内)は千葉大のデザイン科が作成しました。
 また、近隣の墨田中央病院が、同大キャンパスを集団接種会場として使用することになっています。

 実は、墨田区進出の協議半ばの頃、「地方創生の観点から、東京23区に大学の新設や新学部創設は認めない」という政府の方針が決まり、認可されないのでは?とドキッとしたことがありました。しかし、「社会人や留学生にも重点を置く特徴ある大学院教育」「学生を大量に囲い込む、学部全体の移転ではない」ということで、文部科学省や地方創生本部の了解を得て、無事、開校にこぎつけることができました。

 同大学の医学部で運営している病院経営のセミナー「ちば医経塾」も、全国から集まる聴講生の利便のため、墨田キャンパスへの移転を検討中ということです。

災害時に「踏切が遮断したまま」にならないよう、法改正

 地震の際に踏切が長時間遮断しっぱなしになり、避難や緊急輸送の障害にならないよう、道路管理者と鉄道事業者があらかじめ、踏切道解放までの手順などを決めておくよう義務付ける法改正案が成立しました。
 地震により列車が駅と駅の間に停車し、次にいつ動くかわからない場合など、従来は、長時間踏切が遮断したままで、交差する道路が大渋滞を起こすことがありました。

 2018年の大阪北部地震の際、大阪府摂津市では阪急京都線の踏切が9時間遮断し、救急車が通常なら2.7キロ7分で到着する地点に、迂回せざるを得ず、10.1キロ42分、つまり通常の6倍かかった例がありました。

 東日本大震災の際、墨田区でも明治通りにあった京成電鉄の踏切(その後、高架化でこの踏切はなくなりました)が長時間使えず、区内の移動に6時間以上もかかる事態が起きました。

                                             

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