ロシアのハバロフスク地方とアムール州に派遣された「旧ソ連抑留中死亡者遺骨収集団」が帰国し、ご遺骨の引渡し式が19日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われた。自民党代表として参列し、献花した。
55人の御遺骨が持ち帰られた。第二次世界大戦が終わった後にソ連軍に連れて行かれ、強制労働に従事させられ寒さと飢えと病気で苦しみながら亡くなった人たちのことを思った。
同時に、両地方合わせて14人の様々な年代のボランティア(報酬は極めてわずか)が、7月4日から18日までの間、厳しい天候や条件のもと、遺骨を掘り出してくれたことを知って、感動し感謝した。
シベリアは短い夏の間しか遺骨収集作業ができない。旧耕地や山林の荒れた地に高い草が生い茂っているのを刈り取ることから始める。
その後、ユンボである程度まで土を掘ったあと、土葬された御遺体を傷つけないよう手彫りする。日本人抑留者が仲間の死者を埋葬したので、数百平方メートルの所に規則正しく並べられている。
40度近い炎天下の作業になったり、大雨で泥沼化したり、大変な天候。ユンボの調達が困難だったり、途中で故障して手間取ったり、 異国の地方部だけに予期せぬ事態も続出したという。
厚労相の指定を受けた団体が各回ボランティアを募集。団員の方から、民間企業で休暇をやりくりしたり、バイト先を辞めたりして参加したことを聞いた。
現地で火葬して持ち帰られた御遺骨は厚労省の霊安室(!)に安置され、今後、身元調査する。シベリア抑留者の埋葬者名簿は平成3年以降、ロシア側が提出しているので、それに基づき、関係者に通知、希望によりDNA調査などを行う。
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